京急「1500形」置き換えへ 京急の2022年度鉄道事業設備投資計画

京急電鉄が11日発表した「2022年度鉄道事業設備投資計画」にて、2022年度以降の1500形の置き換えが示唆されている。

「環境負荷低減に向けた取り組み」として行われるもの。1500形(界磁チョッパ制御車・鋼製車)を新1000形(VVVF制御車・ステンレス車)へ置き換えることで、使用電力量を約37%削減できるという。

京急1500形は1985年に登場。直線的なデザインが特徴で、都営地下鉄浅草線や京成線、北総線への乗り入れ車両として、166両が製造された。現在の京急電鉄車両では最も古い形式となる。

1993年まで増備が続くなか、車体材質は普通鋼からアルミに、制御方式も界磁チョッパ制御からVVVF制御に変更されている。

京急電鉄広報部に確認したところ、置き換えは初期の界磁チョッパ制御車だけではなく1500形全てが対象になるとのこと。

2022年度設備投資計画では、その他にも羽田空港第1・第2ターミナル駅引上線の新設および駅改良工事を進めていくといった内容が盛り込まれた。

(画像:京急電鉄)

© 株式会社エキスプレス