株式会社太陽工機(新潟県長岡市)が2022年12月期第1四半期決算(非連結)を発表、大幅な増収増益に

株式会社太陽工機(新潟県長岡市)は12日、2022年12月期第1四半期(1月1日から3月31日まで)の決算(非連結)を発表した。

売上高については、21億7,600万7,000円(前年同期比73.3%増)となった。品目別では、立形研削盤が16億5,691万円(前年同期比57.0%増)、横形研削盤が4億7,532万5,000円(前年同期比149.8%増)、その他専用研削盤が4,377万2,000円(前年同期比336.9%増)だった。

損益については、営業利益2億4,851万2,000円(前年同期比800.3%増)、経常利益2億5,066万5,000円(前年同期比225.6%増)、純利益1億6,985万7,000円(前年同期比229.2%増)だった。

同第1四半期累計期間の工作機械業界は、日本工作機械工業会が発表した工作機械受注実績が前年同期比で39.2%増加したが、新型コロナウイルス感染症の再拡大、ウクライナ・ロシア情勢、半導体供給のさらなる逼迫やエネルギー・原材料価格の高騰などによりこれまでに増して先行き不透明な状況が継続したという。

一方で、世界的な脱炭素化志向は継続しており、各国政府による公共投資および企業による設備投資の拡大が期待される状況だった。また、部品需給の停滞による生産リードタイムの長期化を見据え、製品発注を前倒しする動きもみられたという。こうした状況下で設備投資需要は総じて回復基調で推移した。

受注状況も前期に続き回復基調にあり、同第1四半期累計期間、中国市場において非常に好調であった前年同期に対し35.6%減少したものの、南北アメリカ大陸158.7%増、日本156.2%増、韓国129.5%増と好調に推移した。この結果、同第1四半期累計期間の受注高は29億9,089万9,000円(前年同期比85.7%増)となり、同第1四半期末の受注残高は前年同期末に対して約1.8倍の約56億円となった。

なお同第1四半期累計期間の受注高のうち、主力機種である立形研削盤は20億1,205万円(前年同期比68.9%増)、横形研削盤は7億9,979万7,000円(前年同期比95.5%増)、その他専用研削盤は1億7,905万1,000円(前年同期比1,687.2%増)だった。

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