ウクライナ侵攻で訴えも 平和学習 卒業生から被爆体験 広島市

中区の中学校で行われた平和学習で、この学校の卒業生が被爆体験を語りました。

梶本淑子さん「(ウクライナ侵攻から)戦争の恐ろしさ、戦争の不条理をしっかり学んでください」

梶本淑子さん(91)は安田高等女学校3年生だった14歳のとき、爆心地から2・3キロ離れた学徒動員先の工場で被爆しました。

12日は中学2年生およそ150人に対し、被爆直後の悲惨な体験について語りました。

またロシアによるウクライナ侵攻を受け平和のため行動を起こすよう訴えました。

生徒「昔の話っていうだけで終わりにしちゃいけない。私たち一人一人が平和について考えなければいけないなと思いました」

この学校では原爆により生徒・教職員あわせて328人が亡くなった歴史があり、被爆者による講話会を20年以上にわたり続けているということです。

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