マグヌッセン、母国デンマークの企業とシミュレーターを開発「シムレーサーにF1のスリルを届ける手伝いができる」

 ハースのケビン・マグヌッセンは、アンドレ・エリクセンが設立した野心的なデンマーク企業『Asetek SimSports』社と緊密に協力し、F1マシンの実際の感覚を再現するシムレーシング製品の開発を行っている。

「F1マシンを再現していると主張するシミュレーター機器がたくさんあるが、それらは的を外している。なぜならF1のレース経験がない人たちが設計しているからだ」とマグヌッセンは語った。

「アンドレと僕はレースへの情熱をともに持っている。Asetek社と組むことで、僕は世界中のシムレーサーたちにF1のスリルと本物の感触を届ける手伝いができる」

 マクラーレンのジュニアドライバーだったころ、マグヌッセンはチームのシミュレーター開発を手伝っていた。

「過去に僕は大きな価値を持つホームシミュレーターを見つけられなかった。実際のところ現実的ではないものばかりだった。先週Asetek社の機器をテストしたけれど、感心したよ。僕は、できるだけ本物のF1マシンの感触に製品を近づけようとしている彼らを熱心に手伝っている。彼らがこの機会を与えてくれたことに感謝している」

2022年F1第5戦マイアミGP ケビン・マグヌッセン(ハース)

 Asetek社の創設者兼CEOであるアンドレ・スロス・エリクセンは、マグヌッセンとの新たな協力関係に興奮し、誇りに思っている。

「ケビンはAsetek SimSportsの最高のブランドアンバサダーだ。コース内外で我々は多くの価値観を共有しているが、それは我々にとって重要なことだ」とエリクセンは述べた。

「私の意見では、F1はモータースポーツの最高峰というだけではない。それよりも大きなものだ。Asetek SimSportsのロゴがF1パドックに登場したら、その瞬間を私とAsetekのチーム全員が誇りに思うだろう」

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