宮古島でコロナ感染拡大…人口当たり1421人 「対策の徹底を」市長が呼び掛け

 【宮古島】沖縄県宮古島市内で新型コロナ感染が急拡大している状況を受け、座喜味一幸市長は13日、市役所で会見を開き、感染防止策の徹底を強く呼び掛けた。会見には宮古圏域の医療関係者も同席し「医療を守り、命を守るため協力してほしい」と訴えた。

 市によると12日までの直近1週間で787人の陽性者が確認され、人口10万人当たり1421.24人と、全国最悪の県全体の数値を大幅に上回る。県立宮古病院はコロナ対応のため10日から一般外来を休止しており、県は12日に宮古圏域に感染拡大警報を発出した。

 会見に同席した宮古地区医師会の竹井太会長は「高齢者が重症化するケースもある。一人一人が命を守るという意識を持って防止策を徹底してほしい」と強調した。

(佐野真慈)

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