夏の広島「ゆかたできん祭」 3年ぶり来月3日~5日 / 賛否両論 広島でのマスク生活 いつまで

広島に本格的な夏の訪れを告げる風物詩が、3年ぶりの復活です

坂本可織記者
「地下街シャレオ中央広場に来ています。ここ数年、コロナ禍で中止になっていた浴衣にちなんだイベントが来月、行われます」

その名も「ゆかたできん祭」です。ゆかたの着はじめとして親しまれている「とうかさん」にあわせ、毎年行われてきましたが、新型コロナの感染拡大を受けて、去年とおととしは中止を余儀なくされました。

ゆかたできん祭実行委員会 若挟利康さん
「この2年間は準備だけは毎年、していた。直前になって緊急事態宣言が出て、中止になった。できなかったという本当に悔しい思いをして、やっとできるかなと」

例年は、30万人以上が訪れますが、コロナ禍のため、中央通りを歩行者天国にしたイベントや飲食を伴う露店販売などは行わず、会場を限定して実施します。

若挟利康さん
「密になるのは避けて、しっかり感染防止ということを心がけてもらい、ところどころで写真を撮ってもらうようなお祭りに。今までとは全然違っているけど、街中を楽しんでいただければ」

坂本可織記者
「広島市中区の本通りに来ています。お昼どきということもあって、多くの人が詰めかけています。ほとんどの人がマスクをしているという状況です」

ゴールデンウィーク直後から広島県内でも感染が再拡大している一方、今、議論されているのが、『マスクを外すべきか、つけるべきか』―。街の人に聞きました。

外さない(70代)
「はずしたくない。なんか今さら外すのは恥ずかしい。まだまだ心配、コロナが。だから、わたしはぎりぎりまではずさない」

外さない(30代)
「インフルエンザくらいの落ち着きが持て、確証が得られるまではもう少し様子見をしたい。屋外で海など、ある程度、距離がある分に対しては多少なりともいいのでは」

外す(30代)
「これからの(娘の)成長が心配。外せるときになって、外した時に恥ずかしいと思うようになるかな。早く外したい」

外す(60代)
「(マスクは)暑い。健康によくない。屋内でお話するときには必要だと思うけれど、歩いているときにはいらない」

外さない(70代)
「もう慣れた。これが、当たり前になってしまったから。万が一のことがあるのでは。みんな、慣れたら外したくなる。それが危険」

外す(30代)
「接客業をしているが、お客さんと接することが多いので、声がこもって聞きにくい。コミュニケーションをとるときに不都合があるので、外せるのであれば外してちゃんと話したい」

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