補助金2重取りで交付取り消し 大分

地域の取り組みを支援する事業に関する補助金を県と豊後大野市から2重に受け取っていたとして、豊後大野市の任意団体が交付を取り消されました。
 
 県によりますと、補助金を取り消されたのは、ゲストハウスの運営や宇宙に関連する事業などを行う豊後大野市の任意団体「あたらよ」です。新型コロナで影響を受けた地域の取り組みを支援する事業に関する補助金で、HPの制作や体験イベントの費用として申請し、去年、およそ95万8000円を受け取っていました。 この補助金は、補助率が100%のため他の補助金を同時に申請することはできません。

 しかし、豊後大野市の補助金にもHP制作にかかった費用として同じ領収書を提出し、補助金90万円を受け取っていました。

 二重に受け取っていたことなどが判明したため、県と市は、交付を取り消す事を決めました。「あたらよ」は、先月、自主的に全額返還しています。

 新型コロナに関する県の補助金で交付が取り消されるのは初めてです。

 県によりますと、あたらよは「誤って二重で補助金を申請してしまっていた」と話していということです。

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