大殿地域4団体「チームOIDEMASE」 山口東北人会に寄付

▲充志副会長(右)に寄付金を渡す山岸秀雄副館長

 山口市の大殿地域にある文化施設を管理、運営しているNPO4団体でつくる「チームOIDEMASE」が4月28日、山口東北人会(服部俊子会長)に寄付金3万5000円を贈呈した。 

 原資は、今年3月にチームOIDEMASEで協力開催した催し「桜めぐり&小路めぐり」の売上金で、その一部を寄付金に充てた。C・S赤れんがでの贈呈式では、チームOIDEMASEの事務局を担当する山岸秀雄同館副館長が、山口東北人会の竹田充志副会長に寄付金を手渡した。 

 「チーム」を構成するのは、こどもステーション山口(運営施設:C・S赤れんが)、歴史の町山口を甦らせる会(同山口市菜香亭)、「山口まちづくりセンター」(同山口ふるさと伝承総合センター)、大路小路まち・ひとづくりネットワーク(同十朋亭維新館)のNPO4団体。2008年4月の結成以来、各施設を回遊する「桜めぐり・お茶めぐり」、「日本のクリスマスは山口から」にちなんだクリスマスイベント、東日本復興支援コンサートなど開催。同地域の活性化に、協力して取り組んでいる。 

 一方、山口東北人会は、2011年3月11日に発生した東日本大震災で甚大な被害を受けた“ふるさと東北”のためにできることをしようと、県内の東北出身者や有志によって同年8月に結成。結成と同時に、山口県漁協などから譲り受けた中古船3隻を東北に寄贈した。そして、翌年から毎年「被災地に心を寄せる」ためのチャリティーコンサート「絆」を、3月11日頃に開催。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2020年と2021年は中止したが、2022年は無観客で実施。その様子をYouTubeで動画配信(https://www.youtube.com/watch?v=RavwcBU8cGs)もしている。また、東北物産展なども行い、被災地の子どもたちに遊具を贈る活動などを続けている。今回の寄付金も同様に、遊具購入に充てられるという。

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