実は、釣り餌はスーパーで買える食品で代用することが可能です。「釣り餌を忘れてしまった」「急に釣りに行きたくなったけど、近くに餌を売っている場所がない」なんてときに、スーパーで釣り餌の代用品を買えたら、非常に嬉しいですよね。しかし、スーパーで売られている食品で本当に魚が釣れるのか、疑問に思う人も多いはずです。そこでこの記事では、スーパーで買える食品で釣りをしてみた結果や、筆者が作った「スーパーで買える食品で作った爆釣ワーム」などについて紹介します。
スーパーで買える食品を釣り餌の代用品にし始めたのは3年前
実は、私は以前からスーパーで買える食品を釣り餌の代用品として活用していました。
始まりは3年前まで遡ります。
当時、釣りメディアでライターをしていた私はこんにゃくを使って釣りをしていました。こんにゃくでワームを自作し、そのこんにゃくワームで釣りをした結果を記事にしていたのです。
記事にはしていませんが、こんにゃくの他にも、かまぼこやグミ、魚肉ソーセージなどを使用して釣りを重ねてきました。
作り上げた爆釣ワームは「こんにゃく」で制作
その後、私はスーパーで買える食品を使い、オリジナル釣り餌の制作も始めました。
3年かけて、ようやく納得のいくオリジナル釣り餌が完成。その名も「こんにゃくワーム」です。
数ある食品の中で、何故こんにゃくを選んだのか?
それは、私がこんにゃくで名高い群馬県に在住しているからです。……と、いうのもありますが、グミは熱で溶ける(高温の車内に放置した瞬間、ドロドロになります)、かまぼこは針持ちが悪いなどの弱点がありました。
さまざまな食品を比較した結果、保存性が良く、使用感も実際に市販されている樹脂製の釣り餌に近い食品がこんにゃくだったのです。
しかし、板こんにゃくから切り抜いてワームを作るとなると、再現性が乏しいですし、固さなどを調節することができません。
そこで、こんにゃく粉からこんにゃくを作って金型に流し込んで作ることにしました。
ごめんなさい。この時点でスーパーで買う域を超えてしまいました。
スーパーで板こんにゃくを購入するのであれば、ハサミで切ったりストローでくり抜いたりして、ワームっぽい形にトリミングするのがおすすめです。
あと、たまーに群馬県の道の駅などで手作りこんにゃくキットが売っていたりするので、群馬に遊びにきた際はぜひ探してみてください。
ちなみに、こんにゃく粉から作ったこんにゃくワームでは、いままで釣れなかったブラックバスを仕留めることができました。恐るべし、こんにゃくワーム。
ちなみに、私が作ったこんにゃくワームは2022年5月16日より、Makuakeにて販売しています。詳しい情報は以下のMakuake販売ページ、またはInstagramかYoutubeをフォローして確認をお願いします!
▼Makuake
https://www.instagram.com/jackstyle2022/
▼Youtube
本当にこんにゃくワームは釣れるの?スーパーで買える釣り餌の代用品と競わせてみた
今回、自作のこんにゃくワームだけではなく、スーパーで買える他の食品も使って釣りをしてみました。
魚肉なので餌に近い「かまぼこ」と、『ザ!鉄腕!DASH!!』で城島リーダーがカツオを釣っていた「グミ」です。
どちらも釣り餌の代用品として人気の食品ですね。
釣果の違いがわかりやすいよう、競技はアジングに定め、こんにゃくワーム・かまぼこ・グミをそれぞれジグヘッドにつけてアジを狙います。
下準備として、各食材をアジングに適した形にトリミングしていきます。こんにゃくワームはアジングに適した「ピンテール」のものを使います。
こんにゃくワームだけ専用設計のため、単にトリミングしただけのかまぼこやグミに負ける訳にはいきません。
果たしてこれだけこだわって作った代物がどれだけ戦えるか、期待が高まりますね。
4月某日、新潟の海へ行って各食材達を競わせてきました。ルールは各ワームを10投して、その中で何匹釣れるかです。
この時期、岸から釣ることは至難の業なので、SUPを使って少し沖まで行って釣行しました。
グミの釣果
まずはグミからのスタートです。針持ちは良い感じですが、気温が高かったこともあり、べとべとしています。
魚の反応はなく、ゼロ匹でした。
かまぼこの釣果
次にかまぼこです。魚肉ということもあり、かまぼこのほうがグミよりは釣れる感じがしますね。
しかし、針持ちが少し悪かったです。そして残念なことに、かまぼこの結果もゼロ匹でした。
こんにゃくワームの釣果
最後にこんにゃくワームです。グミとかまぼこで一匹も釣れていないので、魚がいないのではないかという疑心暗鬼の中、こんにゃくワームを投げました。
すると、なんと驚くことに、尺越え(30cm以上)のアジが釣れました。
その後も釣り続けると、1時間で8匹の大型アジを釣ることができました。
まるでやらせのような結果に見えますが、私としては、こだわって作ったこんにゃくワームできちんと釣果があり、ホッと胸を撫で下ろしています。
スーパーの食品も釣り餌の代用品になる! ただし釣果を求めるならこだわりが必要
私は3年前からこんにゃくやかまぼこなど、スーパーで買える食品を釣り餌の代用品として使っていました。確かに釣り餌の代用品として使える食品はいろいろとありますが、釣果をあげるにはこだわりが必要だとも感じています。
実際、今回はこんにゃくワーム・かまぼこ・グミで比較してみましたが、ディティールにこだわって作ったこんにゃくワームが圧倒的釣果をあげる結果となりました。
わざわざ「こんにゃく」を使うのは環境へ配慮しているから
スーパーで買える食品は釣り餌の代用品になるものの、きちんと釣果をあげるには工夫が必要と知って「やっぱり、よほどのとき以外は普通の餌やワームを使うのが一番だな」と感じた人も多いでしょう。
しかし、筆者がわざわざこんにゃくを使ってワームを作ったのには理由があります。
こんにゃくワームは、「今あるワーム以上の物をこんにゃくで」をコンセプトにした商品です。
こんにゃくを選んだ理由は前述のとおり、保存性がよく樹脂製の釣り餌に近いという点以外にも、環境への配慮があります。
現在流通している樹脂製ワームのほとんどは自然に分解されないので、ロストした時に水中で残り続けてしまいます。
また、水中で分解される生分解ワームもありますが、こちらでも完璧に分解されるまでには数年かかってしまうのです。
しかし、こんにゃくであれば生分解ワームよりも早い速度で分解されるため、環境に優しいといえます。
今回は自然に優しいルアー「こんにゃくワーム」を少しでも多くの人に知ってもらえるように、Makuakeにて販売を行います。
渓流ルアー釣り・渓流餌釣り・バス釣り・アジング・メバリング・ちょい投げetc幅広い釣りで使えるように5種類のワームが各4本ずつ入ったお試しセットを、2022年5月16日より販売しています。
詳細情報は上記のMakuake販売ページのほか、InstagramやYoutubeでもお伝えしています。ぜひ、こんにゃくワームを持って釣りに出かけてみてください。
https://www.instagram.com/jackstyle2022/
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