新型コロナ491人感染 ワクチンの廃棄迫る 大分

新型コロナウイルスについて、県は新たに491人が感染したと発表しました。
また、県は会見を開き、2000回分ものワクチンが廃棄される可能性があることを明らかにしました。

福祉保健部 首藤丈彦審議監インタビュー
「100万回分のワクチンを配布されていて、県の対象者は103万人ほど。3回目については十分な量が配分されている中で全て使い切るのが難しい状況にあった。」

廃棄が見込まれているのは大分市と竹田市、合わせて2250回分のモデルナ製ワクチンです。
モデルナ製ワクチンの副反応への不安や若い世代で3回目の接種が進んでいないことなどから、ワクチンの使用期限が迫っていて、廃棄の可能性が出ています。

福祉保健部 首藤丈彦審議監インタビュー
「まだ3回目未接種の方は速やかに接種をお願いしたい。特にモデルナ製ワクチンの接種に検討いただければ。」

県は県営接種センターや帆秋病院など、集団接種の会場で接種を受け付けています。

また17日は新たに491人が感染しました。年代別では、10歳未満が100人を超える123人、次いで10代が92人、30代、40代が72人となっています。

市町村別では、姫島村を除く17の市と町で確認されていて、大分市が252人と半数以上を占めています。

感染者数を前の週の同じ曜日と比べると、17日はわずかに減少し、4日連続で下回っています。

クラスターは豊後大野市や豊後高田市などで4件確認され、大分市の幼児教育・保育施設では17人が感染しています。

県は、10歳未満の感染者が増えていることから家庭での健康観察の徹底を呼びかけています。

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