観光列車「36ぷらす3」 博多-長崎 一部非電化で9月終了 JR九州

 JR九州は18日、九州を巡る観光列車「36ぷらす3」の月曜ルート、博多-長崎の運行を9月で終えると発表した。ルートの一部が西九州新幹線(武雄温泉-長崎)開業に伴い非電化となり、電車が運行できなくなるため。最終運行日は9月19日。
 「36ぷらす3」は2020年10月に運行を始めた。曜日ごとに異なるルートがあり5日間で九州を一周する。月曜ルートは午前便が博多発長崎行き、午後便が長崎発博多行き。
 西九州新幹線開業に伴い並行在来線となる肥前山口-諫早は長崎、佐賀両県設立の一般社団法人が鉄道施設の維持管理を担い、JR九州が開業後23年間は列車を運行する「上下分離方式」で運営。これに伴い並行在来線区間のうち肥前浜-諫早が非電化区間となる。電車の走行可能区間が短くなるため諫早-長崎も非電化にするという。新たな月曜ルートは検討中。
 JR九州は西九州新幹線開業に合わせ長崎、佐賀を走る新観光列車「ふたつ星4047」を運行する。


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