「一生ものの十字架を背負う事に…」ラムジーのPK失敗にレンジャーズOBから同情の声

 アーロン・ラムジーのUEFAヨーロッパリーグ決勝でのPK失敗に、各方面からさまざまな声が上がっている。

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 EL決勝でアイントラハト・フランクフルトと対戦したレンジャーズは、劣勢が続くも57分にジョー・アリボが値千金の先制点をゲット。サポーターは夢見心地に浸っていたが、その12分後にフランクフルトのラファエル・ボレに同点弾を決められ、延長戦では決着がつかずPK戦に突入した。すると互いに最初の3人が成功した先攻レンジャーズ4人目、ラムジーがゴール正面に蹴り込むとGKケビン・トラップが左足一本でセーブ。結局これが決め手となり、PKスコア4-5でレンジャーズが無念の準優勝となった。

 ラムジーのPK失敗にSNSでは多くの批判が飛び交い、あるユーザーは「ラムジーはアーセナルを去ったけどDNAはまだ血の中にあるようだ」と投稿。他のユーザーは「アーセナルが築いた失敗の伝統がラムジーの血管に流れてるんだね」と辛辣な言葉を送っている。

 一方で『サン』のコラムニストでアーセナルファンのピアーズ・モーガン氏は、「サッカーにおいて、自分のチームにトロフィーをもたらす唯一のPKを外すことより悪いことはない。彼に同情するよ」とコメント。また元レンジャーズのアリー・マッコイスト氏は、「彼には同情せざるを得ない。誰だってPKを外すことはあるのだから」と語り、元スコットランド代表のパット・ネヴィン氏は、「決勝で負けるのはまるで拷問だよ。ラムジーを除けばPKの水準が驚くほど高かった。彼は一生その事を背負って生きていかなければならない」と話している。

ラムジーのPK失敗にOBから同情の声 Photo Alex Pantling

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