高校生平和大使 ウィーンへ 核兵器禁止条約 締約国会議 迫る

オーストリアのウィーンで開かれる核兵器禁止条約の初めての締約国会議は、来月に迫っています。核兵器廃絶を訴えて活動している高校生平和大使も現地に赴きます。

高校生平和大使 大内由紀子さん
「核兵器の恐ろしさ、広島で起きたことを伝えることが自分の役目の1つでもある」

ウィーンに派遣される大内由紀子さんは、24代目の高校平和大使で、近畿大学付属広島高校福山校の3年生です。

RCC

核兵器禁止条約の初めての締約国会議は、来月21日から23日の日程で開催されます。アメリカの「核の傘」にある日本は、この条約とは距離を置いています。

大内さんは、来月16日にウィーンへ向けて出発。会議の前にICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)が開催する「市民社会フォーラム」などに参加し、被爆者の思いや核兵器廃絶を訴える予定です。

大内由紀子さん
「核兵器の廃絶を訴え1人として、もう一度、核兵器の非人道性や広島の惨禍を考え直すきっかけになるように発信していきたい」

RCC

大内さんは、これまでに聞いた被爆者の証言なども含めてスピーチを考えたいとしてます。

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