水路工事で贈収賄 前理事長ら逮捕 大分

大分県由布市の土地改良区における水路工事の入札をめぐり、現金数十万円を受け取った収賄の疑いで前理事長らが逮捕されました。

松尾記者:
「提子土地改良区事務所前に来ています。現在、捜査員数名が家宅捜索中とのことです。入り口は目張りされ中の様子を伺うことはできません。」

水路工事の入札を巡り土地改良法違反の収賄の疑いで逮捕されたのは、大分県由布市挟間町の堤子土地改良区の前理事長・佐藤一富容疑者(71)です。

また、贈賄の疑いで大分県別府市鶴見の建設会社社長淺野正誠容疑者(49)と大分県大分市三川上の土木作業員岸田義幸容疑者(68)の2人も逮捕されています。

佐藤容疑者は、2020年11月に行われた水路工事入札の際、淺野容疑者と岸田容疑者が有利になるよう便宜を図り、その見返りとして現金数十万円を受け取った疑いが持たれています。警察は今後、現金受け渡しの経緯や余罪についても調べる方針です。

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