耶馬渓橋が国の重要文化財に指定へ

 オランダ橋の愛称で親しまれる中津市の耶馬渓橋が国の重要文化財に指定される見通しとなりました。耶馬渓橋は山国川にかかる橋で、耶馬渓の観光地化に伴い1923年に建設されました。長さは115.7mで国内に現存する最も長い石造りの八連アーチ橋です。2012年の九州北部豪雨では欄干が流出するなど一部が破損しましたが、修理し復旧しました。近くの青の洞門とともに耶馬渓観光の人気スポットとなっています。現在、国指定の重要文化財は建造物では県内に32件あり、耶馬渓橋が指定されれば石造りの橋は2件目となります。20日に開かれた国の文化審議会の審議・議決を経て文部科学省に答申し、今後、官報で告示され、正式決定となります。

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