米海軍の原子力空母「エーブラハム・リンカーン」が21日午前、横須賀基地に初めて入港した。横須賀を母港としない原子力空母の寄港は異例で、昨年8月の「カール・ビンソン」に続き2年連続。今回の寄港は短期間という。
横須賀を母港とする「ロナルド・レーガン」は昨年11月から今月までの定期整備を終え、20日に長期航海へ出港した。
リンカーンは最新鋭のステルス戦闘機F35Cやオスプレイを搭載し、レーガンより強力な戦闘力を誇る。最近まで日本近海で自衛隊との共同訓練やパトロールなどを実施し、レーガンの定期整備によりインド太平洋地域で生じていた防衛上の空白をカバーしていた。