“夏の味覚”県産ピオーネ初入荷 天満屋岡山店、着色良く品質上々

天満屋岡山店に初入荷した岡山県産ピオーネ

 岡山県産ピオーネが21日、天満屋岡山店(岡山市北区表町)に初入荷した。今シーズンは十分な日照時間が得られ、着色が良好で品質は上々という。岡山を代表する“夏の味覚”が登場し、買い物客の注目を集めていた。

 入荷したのは同市南区妹尾で20日に収穫された14房(計約6キロ)で、昨年とほぼ同じ1房7560~8640円の価格が付けられた。売り場にみずみずしい初物が並べられると、家族連れらが足を止めて品定め。公務員の男性(39)=同市中区=は「甘くて食べ応えがあるので、家族でよく食べている。この夏は1歳の娘も一緒に味わいたい」と話していた。

 県産ピオーネの出荷は6月下旬から本格化し、加温、ハウス無加温、露地物の順に11月上旬まで出回る。JA全農おかやま(同市北区磨屋町)によると今季の生育は順調で、酸味が程よく抜けて糖度も高いという。出荷量は昨年並みの3500トンを見込んでいる。

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