福井県大野市と勝山市にまたがる県奥越高原牧場で5月18日、牧草の収穫が始まった。円柱状の牧草ロールがごろんと転がるのどかな風景が広がっていた。
牧草は春、夏、秋の年3回収穫。春は約50ヘクタールで、直径1.2メートル、重さ約400キロの牧草ロール400個を予定している。牧草ロールは、放牧できない子牛や、冬場のえさになる。
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この日は午前10時から、約7ヘクタールの牧草地で作業。事前に刈り取り、天日干しをした草を、専用の機械でロール状にした。牧場長の八木保善さんは「この時期の草は栄養が豊富。放牧できない冬の健康維持にもつながり、いい牛が育つ」と話していた。収穫は6月中旬ごろまで続く。