深み増す“逆さ新緑” 江迎・寿福寺 23日まで一般公開

雨の日、趣深い庭園がアクリル板に映り込む「逆さ新緑」=佐世保市、寿福寺

 長崎県佐世保市江迎町の寿福寺(松園光基住職)で、趣深い庭園の風景がアクリル板に映り込む様子を楽しむ「逆さ新緑」が一般公開されている。23日まで。
 新緑の季節恒例の観賞会。新型コロナウイルスの影響で一昨年、昨年は開催を自粛しており、3年ぶりのお披露目となった。築約200年の旧本堂に、10畳分のアクリル板を配置。カエデやクスノキ、石庭などが、まるで池に映るように浮かび上がっている。
 松園住職(74)は「風景が映る様には角度によっていろんな変化がある。自分自身を見つめ直す自己反省の場にしてほしい」と話している。
 公開は正午から午後4時。拝観料500円(高校生以下無料)。


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