カザフスタン鉄道がハイテラのTETRA通信システムで安全かつ効率的な運行を実現

中国・深セン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- カザフスタン共和国の主要鉄道網を運営する国営企業であるジョイント・ストック・カンパニー(JSC)の「ナショナル・カンパニー(NC)カザフスタン・テミル・ジョリ(KTZ)」は、TETRA(地上基盤無線)デジタル無線通信を標準として全面的に採用する計画です。

TETRA製品の導入を最適化するため、Rtelグループはハイテラの低消費電力のTETRA屋外基地局DIB-R5とシンクレアの無指向性アンテナを採用し、このシステムを導入するために、通信機器を搭載した移動式の「クラウン」や、クラウン装置の上げ下げを確実に実行するための取り外し可能なドライブ、そして追加ファスナー不要の接続構造を持つ円錐型マストなど、一連の方法を開発しました。この設計により、基地局の出力を低下させる不要なパッシブAVユニットが取り除かれました。また、高所作業を最小限に抑えることで、保守の安全性を高めるとともに、以前と比べて導入の速さを7倍にすることができました。

ハイテラは、TETRA無線チャンネルをベースに、可動性(機関車、SSPS、貨車)の鉄道施設から非可動性(車庫駅)の鉄道施設までのデータ伝送環境と情報処理の一元化を実現する包括的なソリューションを提供しました。また、作業員の安全性を向上させ、シグナル通信エリアを迅速・確実に設定すべく、モバイルクラウンを搭載したAMC Smartowerは、ハイテラの屋外基地局DIB-R5専用に開発されました。

また、アンドロイド上で動作するデュアルモードの頑丈なハイテラ製無線機PTC680は、計器や在庫の管理、人員追跡、列車接近通知などのアプリケーションを開発することで、さまざまな技術ソリューションに取って代わりました。その一方で、Cybe-RRエコシステムは、セキュリティー問題の解決によりデジタルインフラの技術力を拡大し、あらゆる異なるサブシステムからの情報の単一リターンセンターとして機能しました。

KTZプロジェクトは、TETRAが鉄道運行のための音声伝送およびデータ伝送の両方において信頼できるソリューションであることを証明しました。TETRAは、音声通信を確保し、鉄道区間(特に単線)のスループットを向上させながら、列車の間隔制御システムからのデータ伝送に無線チャンネルを使用することが可能です。列車間の距離は、互いに対する実際の速度に応じて調整することができます。そしてこれは、ビジネスや基幹業務に不可欠な通信要件を解決するためにTETRAの技術を採用した大規模エリアの鉄道運用の見事な例です。GSM-Rと比較して、ハイテラのTETRAソリューションは、スペクトル効率の改善、通信エリアの拡大、より基幹業務に対応可能な機能をもたらします。また、TETRAの技術はこの鉄道事業者にとって大幅な予算節減になります。

ハイテラは2013年に、鉄道線路沿いにTETRA通信エリアの設置を開始しました。現在までに、カザフスタンの鉄道の約20%がハイテラのTETRAインフラでカバーされており、これらのインフラは72カ所のTETRA基地局、2500台以上のTETRA機器、80台以上のTETRA & LTEマルチモード機器、450台以上の列車搭載端末、1100台以上の固定端末および移動端末が含まれています。ハイテラは、より安全で高速な通信ネットワークを実現するために、より最先端の技術を革新し、不可欠の基幹業務に携わるユーザーや不可欠のビジネスに携わるユーザーの双方に力を与えることに誇りを持って専念しています。

ハイテラの輸送ソリューションの詳細については、https://www.hytera.com/en/industries/transportation.htmlをご覧ください。

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