「吉備の環(わ)プロジェクトチーム(PT)」は18~20日、岡山市建部、御津地区を巡りました。現地から発信したツイッター投稿の一部を紹介します。
PTは23~25日に高梁市川上、備中、新見市哲西地区を訪問。6月5~7日には津山市久米、鏡野町上斎原、富地区に赴く予定です。地域の魅力や課題に関する情報を電話(086―803―8091、平日)、メール(kibinowa@sanyonews.jp)でお寄せください。
獣皮を活用、商品に
ジビエ(狩猟肉)料理が広がる一方、獣皮はほとんどが廃棄されてきました。そこに着目したのが、2016年に京都府から移住した頼本ちひろさん(39)。19年に建部獣皮有効活用研究所(建部町宮地)を立ち上げ、キーケースや小銭入れなど30種類以上を商品化しています。「独特の野性味やしなやかさがありますよ」
夙山でわいわいと
夙山(あしたやま)の保全に取り組む勝部公平さん(75)=建部町、写真左。里山たけべ(約30人)の中心として、10年余り前から約2ヘクタールにツリーハウスや散策道、炭焼き小屋などを整備。まきや原木栽培のシイタケ、炭を販売して運営費に充てています。話を伺っていると仲間も集まり、車座になってわいわい。「楽しくないと続けられないからね」
ストロー見事に変身
建部町福渡で理容店を営む平田慎一さん(42)は10年ほど前からストローアートを制作しています。切り込みを入れてしごき、風になびくようなたてがみを再現した竜。セロハンテープや接着剤を使わず組み立てたロボット。理容師だけに、さすがのハサミさばき。繊細な手仕事に感嘆しました。
ブドウジュースいかが
御津地区は県内でも伝統あるブドウ産地の一つです。昭和初期から受け継ぐマスカットの栽培技術を核に、多品種のブドウを生産・販売するスコレー(御津吉尾)のジュースはおすすめの一品。赤ワインに使われるベリー・アリカントやキャンベルなどをブレンドした「スペシャル」など3種類あります。
開くとまるで絵本
ホトトギスファーム野々口工房(御津野々口)のギフトショップでは、米粉を使ったブラウニー、ラスクなどの焼き菓子を販売しています。材料の米や黒豆、卵などは御津地区にある自社農場で生産。7種類のブラウニーから自由に4種類を選ぶアソート(1200円)の箱は季節によって変わり、開くとまるで絵本のよう。