パリ大会「夢ではない」 パラ卓球全国初 最重度クラスから日本代表候補に

パリパラリンピック出場を目指し、仁平さん(右)と練習に励む島也さん=4月中旬、茨城県筑西市

 卓球で2年後のパリパラリンピック出場を目指す栃木県小山市粟宮、契約社員島也博明(しまなりひろあき)選手(46)が、パラ卓球の日本代表候補に初めて選ばれた。車いすの部で障害が最も重い「クラス1」からの選出は全国初という。県障害者卓球連盟によると、卓球で肢体不自由者の日本代表となれば県内で2人目という。島也さんは9月の国際大会初出場を目指しており「必ず結果を出したい」と意気込む。

 選考合宿は2月19、20日に静岡県内で行われ、昨夏のパラ東京大会の日本代表も多く出場した。島也選手は「クラス1」の試合で勝利し、選考を突破した。日本肢体不自由者卓球協会が認定する本年度の国際大会派遣選手とナショナルチーム(日本代表)候補に4月、初選出された。

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