栃木県那須烏山市は23日、同市田野倉の市保健福祉センター内で新型コロナウイルスワクチンを適正な温度で保管できていなかったとして、約6600回分を廃棄すると発表した。
20日朝、ワクチンを保管していた冷凍庫のコンセントが抜けていることに市職員が気付いた。ワクチンは同センターで実施中の集団接種用で、全てファイザー社製。
コンセントが抜けた理由は不明。18日昼ごろの時点では適正な保管状況を確認していたという。既に、廃棄分と同量のワクチンを確保できるめどが付いており、接種スケジュールへの影響はないという。
市健康福祉課は「貴重なワクチンを無駄にし、深くおわびします。今後は冷凍庫の状況確認や温度管理確認の頻度を増やすなど管理の徹底を図ります」としている。