【新型コロナ】横浜で4人死亡806人感染 障害者施設で新クラスター

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は24日、新たに60~90代の男女4人の死亡と、10歳未満~90代の男女806人の感染を確認したと発表した。感染者の症状別では中等症3人、軽症796人、無症状6人で、1人の症状が分かっていない。

 市によると、亡くなった4人はいずれもクラスター(感染者集団)が確認されている市内施設の利用者。

 介護老人保健施設では入所者2人が亡くなった。70代女性は9日にせきがあり、検査で陽性が判明。14日に新型コロナで亡くなった。同施設の90代男性は9日に鼻汁があり、検査で陽性が判明。14日に新型コロナで亡くなった。同施設では職員13人、入所者56人の計69人が感染、死者はこの2人が初めて。

 60代男性は特別養護老人ホームの入所者。14日に発熱し同日陽性が判明、15日に市内の病院に入院、19日に大動脈解離で亡くなった。同施設では職員2人、入所者24人の計26人が感染、死者は初めて。

 80代男性は昭和大学藤が丘病院(青葉区)の入院患者。4月18日に陽性が判明。5月4日に敗血症で亡くなった。同施設では職員14人、入院患者21人の計35人が感染、死者は初めて。

 市内の障害者入所施設で、職員と入所者計6人が感染し、市は新たなクラスターと認定した。

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