ハウスで育てたコーヒー収穫ピークに 那珂川町産

コーヒーの赤い実を摘み取るスタッフ

 栃木県の「那珂川町地域資源活用協同組合」のメンバーが管理する同県那珂川町大山田下郷のビニールハウス約360平方メートルで栽培されているコーヒー約150本が収穫時期を迎え、鈴なりの赤い実が連日、手摘みされている。

 同組合は町内の企業経営者らで組織し、地域活性化事業に取り組む団体。ビニールハウスでのコーヒー栽培は、メンバーである鈴木材木店(小川)の鈴木栄子(すずきえいこ)取締役が2014年、木材を乾燥させるボイラーの余熱を利用して始めた。

 今年は3月に収穫が始まり、現在がピーク。24日もスタッフが出来栄えの良い実を選び、1粒ずつ丁寧に摘み取っていた。

 コーヒーは組合で運営する谷田の交流型直売施設「あかねてらす」で提供する。鈴木取締役は「より幅広い楽しみ方を提供するため、今後は豆やドリップバッグの商品化も検討していく」と話している。

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