フランスでは物語の詳細を伏せて公開 マチュー・アマルリック監督作「彼女のいない部屋」公開決定

昨年のカンヌ国際映画祭のカンヌ・プレミア部門に選ばれた、マチュー・アマルリック監督作「彼女のいない部屋」が、8月26日より劇場公開されることが決まった。

海外資料にあるストーリーが「家出をした女性の物語、のようだ」の1行のみという「彼女のいない部屋」。フランス公開時にも物語の詳細は伏せられ、展開を知らない観客がある真実に気づいたときに、大きな衝撃で心が動揺するほど感動したという作品だ。

監督を務めるのは、「007/慰めの報酬」などで俳優として活動する一方で監督としても作品を発表しているマチュー・アマルリック。本格的な長編監督第一作の「さすらいの女神たち」でカンヌ映画祭の監督賞・国際映画批評家連盟賞を受賞し、2017年の「バルバラ セーヌの黒いバラ」がカンヌ映画祭のある視点部門のオープニング作に選ばれたアマルリックにとって、本作は本格的長編として4作目となる

主演はポール・トーマス・アンダーソン監督「ファントム・スレッド」、M・ナイト・シャマラン「オールド」、ミア・ハンセン・ラヴ監督「ベルイマン島にて」などのヴィッキー・クリープスが務めている。

【作品情報】
彼女のいない部屋
2022年8月26日(金)より、Bunkamura ル・シネマ他全国順次公開
配給:ムヴィオラ
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