渋川清彦主演「ザ・タクシー飯店」の“乗客”が発表。主題歌は酔蕩天使の「タクシードライバーブルース」に決定

テレビ東京ほかで6月1日にスタートする水ドラ25「ザ・タクシー飯店」(水曜深夜1:00)のゲスト第1弾を発表。さらに準レギュラーで神戸浩の出演、ナレーションを伊武雅刀が担当することも明らかになった。また、主題歌が、酔蕩天使(ヨイドレテンシ)の「タクシードライバーブルース」に決定した。

物語の主人公はタクシードライバー・八巻孝太郎(渋川清彦)。タクシーという密室を舞台に、離婚の危機にある夫婦、夢破れた青年、定年退職を迎えた会社員など、さまざまな事情を抱えた客と、人生の酸いも甘いも経験したタクシードライバーが会話劇を繰り広げる。加えて、孝太郎がこよなく愛するのが“町中華”。食欲をそそる油の匂い、心地よいリズムを刻む調理の音など独特な雰囲気を持ち、人をひきつけてやまない町中華の魅力を前面に打ち出した、人情“タクシードライバー飯”ドラマだ。そして、髙木雄也(Hey! Say! JUMP)と宇野祥平が共演する。

第1話でごく普通のサラリーマン・平野を演じるのは平原テツ。作品の魅力について「普通に起こり得るシチュエーションですが、やっぱり日常にドラマは転がってるもんなんだよな~と思わせてくれる温かい作品だと思います」と語り、「自分も監督やスタッフ、渋川さんのおかげで自然に豊かに演じられました」と報告。

第2話でお人よしで無口な乗客・水沼博を演じるのは柳沢慎吾。「妻の美香子の尻に敷かれていますが、妻の優しいところやかわいいところを受け止めている健気な博が印象深かったです。第2話は離婚の危機の夫婦が料理を通して、2人が出会った頃の気持ちを思い出す、心温まるストーリーに注目してほしいです」と見どころを伝える。

同じく第2話で、もっと違う道があるのではと思いつつ、現実と希望の間でもがく乗客の水沼美香子を演じるのは、ふせえり。「八巻さんに人生のヒントをもらい、おいしい中華料理で、心動かされる美香子さん。クサクサしててもおいしい料理で心が晴れるんです。ドラマの中のお店は本当にある店です。皆さん、これは行かないと損しますよ」とアピールしている。

第3話のタクシーの乗客・メイ役を務める山下リオは「ひそかなギョーザマニアとして、食べ歩きやお取り寄せをしていた私としては、これ以上ないお話でした。現場は和気あいあいとしていて、この上なく平和でした。撮影していく中で、おいしいご飯が人と人をつないでくれるのだと、あらためて実感できました」と撮影を振り返った。

整備士・山さん役の神戸は「楽しい撮影でした。八巻タクシーに山さんも乗りたいな、すてきな渋川ドライバーさんでした」とコメントした。

主題歌を歌う酔蕩天使は、こだまたいち(タイチ)、水永康貴(ヤス)、 磯部智(サトル)によるフォークバンド。物語調の歌詞 、ギター、マンドリン、バンジョーをベースとした新旧和洋の融合サウンドで、ネクスト歌謡を目指している。タイチは雑誌 「メンズノンノ」 専属モデル出身で現在俳優としても活動し、ヤスは韓国出身アーティスト・Night Tempoのライブギタリストとして参加するほか、サトルは姉妹ピアノ連弾ボーカルユニット・Kitri のトラックメークとアレンジを手掛けるなど精力的な3人組だ。

こだまは「テーマが決まっている中で詞と曲を書くのは楽しい挑戦でした。片桐(健滋)監督からアレンジアイデアをいただくなど刺激的な工程を経て、デビュー曲で初めての主題歌、さまざまな感情が重なり、思い入れが一層強いものとなりました。このドラマはあなたの住む町、所縁のある町で撮影されているかもしれません。そういう楽しみ方もありつつ、見てくださる皆さまの心に呼ばれちゃう作品になることを願っております」とメッセージを寄せている。

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