小中学校の給食費を月300円値上げ…でも保護者負担は半額に 福井県あわら市がコロナ臨時交付金で支援

 福井県あわら市は、市内小中学校の給食費保護者負担金を9月から半額にすると発表した。

 物価上昇が進む中で給食の質を確保するため、あわら市は9月から、原材料費の高騰分として1人あたり1カ月の給食費を300円値上げする。その上で、子育て世帯の負担軽減のため、給食費負担金を半額にする。

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 6月の一般補正予算案で3199万5千円を計上。3100万円は国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充てた。

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 森之嗣市長は、1月の市長選で給食費無償化を公約に掲げていた。同日の定例会見で森之嗣市長は「まちにとって子どもは宝。子育て世帯への支援と、市の健全財政の維持をにらみながら進めていきたい」と述べた。

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