G7閣僚会合、長崎で開催を 西岡議員が首相に要望 衆院代表質問

 25日の衆院本会議で行われた各党代表質問で、西岡秀子議員(国民民主、長崎1区)が登壇し、2023年に日本で開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)について、関係閣僚会合を長崎市で開催するよう岸田文雄首相に要望した。
 西岡議員は、質問の冒頭で「G7サミットが、初めて被爆地である広島で開催されることを心から歓迎する」と言及。「各国首脳が直接被爆の実相に触れ、二度と惨禍を起こさない誓いを共有することは大変意義深い」と指摘し「同時に被爆地長崎における関係閣僚会合の開催を強く求める」と首相に要望した。
 同議員はロシアのウクライナ侵攻にも触れ「唯一の戦争被爆国として、いかなる理由があっても核兵器使用は絶対にあってはならないとのメッセージを国際社会に訴え続ける重要な役割がある」と述べ、首相のリーダーシップに期待した。
 県と長崎市はG7サミットについて、関係閣僚会合のうち保健相会合を同市で開催するよう国側に要望している。


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