イートンのeモビリティー事業部門部門がアップデートされたブレークター回路保護技術を採用したバッテリー遮断ユニットを発表

米ミシガン州ゲールズバーグ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- パワー・マネジメント企業のイートンは本日、当社のeモビリティー事業部門がアップグレードされたブレークター(Breaktor)回路保護技術と組み合わ可能なバッテリー遮断ユニット(BDU)を導入したと発表しました。こうしたBDUは、全体の複雑さとコストを削減しながら、電気自動車(EV)の回路保護を実現します。

イートンのBDUは、ブレークター回路保護技術(電流スイッチング機能と、再設定と高速アクチュエーションが可能な双方向短絡保護の機能を兼備)と組み合わせると、最大15個の追加システムコンポーネントの必要性を排除します。従来のシステムは、パイロヒューズ、温度ヒューズ、コンタクターの組み合わせが必要です。

イートンのeモビリティー事業部門の国際製品戦略担当マネジャーであるケビン・カルザダは、次のように述べています。「メーカーがEVの出力レベルを上げ続けているため、高性能で信頼できる保護ソリューションを持つことがますます重要になっています。当社のBDUとブレークター回路保護技術を組み合わせることで、車両と搭乗者を保護するために必要なすべてを、コンパクトで効率的なパッケージで提供します。」

BDUの主な役割は、充電や走行などEVの運転モードに応じて、バッテリーのオン/オフスイッチとして機能することです。現行モデルのEVでは、ヒューズとコンタクター、パイロヒューズとコンタクター、ヒューズおよびパイロヒューズならびにコンタクターという、従来の3つのBDU構成の1つに依存しており、これらはすべて1つのBDUに統合されています。これらはいずれもスイッチング機能と保護機能を備えていますが、システム全体の複雑さ、保守性、調整の難しさ、高電流レベルでの疲労のしやすさなど、それぞれに欠点があります。

イートンのBDUにブレークター回路保護技術を追加すると、追加の機能や利点が提供されます。これらには、単一のデバイスにおけるアクティブアクチュエーションおよびパッシブアクチュエーション、広範囲の故障条件下でオフ状態に移行する能力、向上した機能安全性、高エネルギー故障後の再設定機能、複雑さとシステムレベルのコストを低減するための最大4つの高電圧電気コンポーネントを交換する能力が含まれます。

「当社のブレークター回路保護技術の自己トリガー設計、診断用電子回路、ミラーコンタクトは、BDUの機能安全目標の達成に役立ちます。また、ブレークター回路保護技術は、コイルドライバー、エコノマイザー、検知/トリガー回路を統合しているため、バッテリー管理システムのコストと複雑さを低減することもできます。」(カルザダ)

また、イートンのブレークター回路保護技術は、DC急速充電回路の保護と切り替えに使用すると、最大350kWのDC急速充電が可能となり、EVを15分以内に充電できます。この機能は、ブレークター回路保護技術の熱管理と材料を最近アップグレードして電力容量を向上させたことにより実現しました。ブレークター回路保護技術は現在、500アンペアの連続電流を実現していますが、アクティブまたはパッシブな冷却システムを活用した場合は750アンペアの連続電流を実現します。

「ブレークターはクラス最高の電流定格を達成します。また、適切な冷却戦略によって電流定格をさらに一層増加させることも可能です。イートンは、顧客の仕様に適合した冷却システムを設計・開発してBDUに統合し、このような電力要件の高まりに対応することができます。」(カルザダ)

イートンのバッテリー遮断ユニットの詳細については、リンク先をご覧ください。

イートンは、あらゆる場所の人々の生活の質を向上させ、環境を保護することに専心するインテリジェント・パワー・マネジメント企業です。当社を導いているのは、適切にビジネスを行い、持続可能な事業運営に当たり、お客さまが今日および将来もずっとパワーを管理できるよう支えるとの約束です。電化およびデジタル化という世界的な成長トレンドを生かしながら、社会全体の再生可能エネルギーへの移行を加速させ、世界で最も喫緊のパワー・マネジメントの課題の解決を支援し、当社のステークホルダーと社会全体にとって最善のことを行っています。

イートンは1911年に設立され、1世紀近くにわたってNYSEに上場しています。2021年には196億ドルの売上高を計上し、170カ国以上のお客さまにサービスを提供しています。詳細情報については、www.eaton.comをご覧ください。ツイッターとリンクトインで当社をフォローしてください。

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