別府公園のウメがピンチ!? 大分

例年、鮮やかな花を咲かせる別府公園のウメの木。
40年前に植えられ現在、園内には178本の木があります。
しかし、そのウメの木にある問題が。

近年、ウメの木を剪定する量が年々、減ってきていることからウメの木の成長が鈍っていると報告されています。

別府市 公園緑地課緑地推進係 鶴田 侑季 技師
「年々、梅の樹勢が弱くなっているのを受けて、現況の調査を行っています。」

そこで5月26日、別府市と別府大学発酵食品学科の1年生などおよそ50人が参加し、ウメの木の調査を行いました。
学生と市の職員はウメの実175キロを木から採取し、その大きさや状態などから木の樹勢を調べます。

別府市 公園緑地課緑地推進係 鶴田 侑季 技師
「現況を調べる際にウメの実を採取するんですけども、採取した後の実をどう活用できるか(大学に)調査をお願いしています」

採取したウメは学生らにより梅酒などの加工品に活用することができるか実習が行われ、うまくいけば販売される予定です。

別府大学 発酵食品学科 塩屋 幸樹 先生
「販売をしてその売り上げの一部を古い梅などもあるので、新しい梅の木を植樹していって、循環して別府公園もきれいにしていくことに協力できれば」

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