【ソロキャンプに最適】ロゴスのツーリングテント3種を比較 あなたにオススメなのはどの商品?

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こんにちは、みーこパパです。バイクで行くソロキャンプに最適なツーリングテント。種類がたくさんありまして、どれを選んでいいか迷いますよね!今回はロゴスから発売されているツーリングテントの中から3製品を比較し、それぞれの特徴とどういった人におすすめか、実際に使ってみてお伝えいたします!

ツーリングテントと普通のソロキャンプ用テントの違いとは

今回ご紹介するロゴスの「ツーリングテント」というカテゴリの商品は、すべて収納長さが60cm以内に設計されています。60cm以下ですと、大抵のバイクに積載しやすいんです。

筆者撮影・CT125ハンターカブに積載するロゴステント

荷台から左右に15cm以上はみ出すと違法なのですが、原付バイクでも荷台幅30cm程度はあるので60cmなら多くの場合大丈夫なんですね。

長さは60cm以下で、さらに形が細長い円柱形や直方体だと荷台や後部シートに積載しやすいと言えます。

バイクに限らず自転車、徒歩でのソロキャンプでも収納サイズが小さいほどありがたいですよね。普通にソロテントと同じカテゴリでも良いのでは?と考えられる方もいらっしゃるかもしれません。

バイクを使うツーリングテントの場合、重さはさほど軽量であることを目指していないという特徴があります。軽量さをそれほど求めてはいない分、居住性や価格面などで超軽量を目指す商品よりお得で使いやすいカテゴリになっているんですよ。

バイクではなく車を使うオートキャンパーにも、このカテゴリのテントは使いやすいと思います。その半面、徒歩がメインのキャンパーにはちょっと重めな商品が多いですね。

それでは早速次項から、ロゴスのツーリングテント3製品をご紹介します!

ロゴスのツーリングテント3製品をキャンプで比較検証

昨年発売されたツーリングテント3種について、順番にキャンプ場で設営してみました。

ツーリングテント1:Tradcanvas ツーリングドゥーブル・SOLO-BA

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まずはこちら、Tradcanvas ツーリングドゥーブル・SOLO-BA。大型の前室を備えたソロ用ツーリングテントです。

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1人がゆったり横になれる奥行100cmサイズのインナーテントと、幅が210cmもある前室を備えています。イスを置いても頭にテントが触れない程度の高さがあり、ちょっとした雨ならタープいらず。

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前室にバイクが入ります!横サイドが開いてしまうので雨の吹き込みを完全に防ぐことはできませんが、夜露から愛車の濡らしたくない部分を守るには十分です。

写真では跳ね上げに180cmのポールを使っています。跳ね上げ用ポールは付属しませんので、入れたいバイクの高さに応じてご用意ください

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バイクを停めてもテントに出入りできるだけのスペースはあります。チェアやテーブルなど濡らしたくない荷物も置けますね。

前室すべてを荷物でギッシリ埋めてしまっても、背面側からインナーテントに出入りできます。

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メッシュ付きC型ドアパネルは視線を遮りつつ換気できるなど、テントの基本機能もかなり考えられていると感じました。

全周にマッドスカートも備え付けられており、一年を通して使えるテントです。

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設営と撤収はクロスポールでインナーテントを立ち上げ、上からフライシートを被せる一般的なドームテントのやり方です。同じ形のテントを建てたことがあって構造が分かっていれば、設営も撤収も10分前後で終わります。

シンプルだけど最低限以上の快適性を備えている、入門者からベテランまで間違いない選択と言えます。

ツーリングテント2:Tradcanvas オーニングツアラー・DUO-BB

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続いてはTradcanvas オーニングツアラー・DUO-BB。もう少し広さが欲しいという方に最適な、2人用テントです。サイズ的には2人用ですが、ソロで広々と贅沢に使うのが快適でおすすめ。

前項のTradcanvas ツーリングドゥーブル・SOLO-BAと似ていますが、一回り大きくなり色も少し赤みが入っています。

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商品名にオーニング(Awning=日除け・雨除け)とあるように、前室のパネルを下げたまま左右を開く「よしずスタイル」が採用されています。

外からの視線を遮りながら、通気性を確保できる。まさに「よしず」です。

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前面を下げていても十分な高さがあり、イスに座ってくつろぐことができます。

実はソロ用のTradcanvas ツーリングドゥーブル・SOLO-BAでも同様の張り方はできるのですが、前面を下ろして前室でイスに座ると少し圧迫感があります。こちらのTradcanvas オーニングツアラー・DUO-BBですと、天井が少し高いのでソロ用タープを張るのに近い空間が確保できます。

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こちらのテントもバイクを前室の下に入れて、夜露をしのげます。左右の幅はソロ用のTradcanvas ツーリングドゥーブル・SOLO-BAより約10cm広く、前後の奥行と高さがあるのでバイクを入れていても余裕が大きく感じました。

マッドスカートや難燃加工などの基本機能は共通。防虫メッシュがワンランク上のデビルブロックで、それでいて重さが200gしか変わりませんし、設営・撤収にかかる時間もほぼ同じです。

価格は39,000円(税込)と少し上がり収納サイズが若干大きくなりますが、個人的には断然こちらのTradcanvas オーニングツアラー・DUO-BBをおすすめしたいです。

オプション製品・Tradcanvas PANEL キャノピー(ツーリングテント用)

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こちらはツーリングテントの前室に付けるオプション製品、Tradcanvas PANEL キャノピー(ツーリングテント用)です。

ロゴスのファミリー用テントなどに装着されているPANELシステムを、ツーリングテントにも後付けできる商品。

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装着はごく簡単で、ツーリングテントの前室の屋根、リッジポールに引っ掛けるだけ。

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しっかりした屋根ができました。ポールが入っていることで、標準の前室パネルよりもテント全体の強度を増すという効果があります。

写真ではTradcanvas オーニングツアラー・DUO-BBに装着していますが、右のTradcanvas ツーリングドゥーブル・SOLO-BAにも装着可能です。

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連結部分の保護が上から布をファサッと被せるだけなので、雨と風を同時に受けるとここから雨漏りすることが予想されます。洗濯バサミ的なもので留めてあげましょう。

後付けですから本体側とジッパーを使ってフルクローズはできませんので、そもそも雨が激しく打ち付けてくるような天候では使わないのが正解とも言えます。

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Tradcanvas オーニングツアラー・DUO-BBですと、オプションPANELキャノピーよりも標準の前室パネルの方が長いので前室が若干狭くなります。クロスポールが入っているので、守られている安心感はありますね。

2人用のDUOよりも、1人用のSOLOシリーズをお使いの方にこそ最適なオプションと感じました。

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収納サイズがとても小さく軽いので、携帯性はとても良いですね。タープを選ぶか、PANELを選ぶかはお好みで。

ツーリングテント3:Tradcanvas Q-TOP リバイバルSOLO DOME-BA

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設営と撤収はとにかく簡単に短時間で!という方におすすめなのが、ワンタッチで設営が可能なテント・Tradcanvas Q-TOP リバイバルSOLO DOME-BAです。

ただ設営・撤収が簡単なだけのテントではなく、こう見えてスカート付きのダブルウォールテントなんです。キャンプ場で過ごすのは短時間で、日が沈むまで走って距離を稼ぎたい長距離ツーリングライダーにぴったりです。

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テントを地面に広げて、折りたたみ傘のような骨組みを伸ばすだけでテントが立ち上がります。フライシートとインナーテントは一緒に立ち上がりますよ。あとは前後のリッジポールを付けて、ペグで地面に固定しておしまい。この間わずか3分です。

畳む時も特に分解せず、フライシートとインナーテントと骨組みがつながったまま畳みましょう。

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靴を夜露に濡らさずに置いておける土間スペースがあり、しっかり実用的。これが無ければタープやビニール袋が必要になってしまい簡単さを追求する意味が薄くなってしまいますが、しっかり配慮されていますよ。

悪天候の際の使い勝手は、前項までの広い前室があるツーリングテント2種と比べるとどうしても見劣りしてしまいます。

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インナーテントの奥行も最短部分で80cm確保されておりますので、1人が横になって寝袋で眠るのには十分です。インナーテントは長方形ではなく一部が少し広くなっておりますので、荷物が大量でなければ置けますね。

インナーテントの天井高さは若干低めになっておりまして、座って着替えることはできますが立ち上がることはできません。中で色々するテントではなく、基本的に寝るスペースという割り切りが必要です。

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ワンタッチ機構を備えていると、収納サイズが犠牲になって大きいテントもあるのですが、こちらはわずか幅51×奥行19×高さ19cm。重量も3.5kgに抑えられており、バイクどころか自転車や徒歩でも持ち運べます。

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収納はリッジポールを外し、骨組みを畳んで円柱形にまとめたら、円柱にテント幕体を巻きつけるようにぐるぐる巻いて終了です。

完璧にきれいに畳もうとすると大変です。ある程度くしゃくしゃになるのを承知の上で、ざっくりと巻いて収納袋で締め付けて畳むと素早く片付けられます。収納袋にも圧縮用のベルトが付属しておりました。

三者三様・自分のスタイルに合ったテントで楽しいソロキャンプを!

ロゴスのツーリングテント3種のそれぞれの特徴を改めてまとめてみました。

スペック比較表を添付しますので、テントに対し何を重視するのかでツーリングテントを選んでみてください!

さらに各テントの特性に、順位を付けてみました。

  • 設営難度:テントを建てる時にかかる時間が短いほど優れている
  • 可搬性:収納サイズと重量が小さいほど優れている
  • 耐候性:雨、風、日差しといった天候要因に対しての快適度の高さ
  • 居住性:前室とインナーテントが広いほど優れている
  • 価格:標準価格と現在の市場価格が安いほど優れている

実際にはあまり大きく変わらない項目にも、あえて優劣を付けました。

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写真手前がTradcanvas Q-TOP リバイバルSOLO DOME-BA。設営と撤収を短時間で済ませることを重要視し、テント内でくつろぐ居住性などはあまり求めない人に最適です。

写真真ん中がTradcanvas ツーリングドゥーブル・SOLO-BA。ベーシックながらも機能は最低限以上を満たしておりまして、一般的なソロキャンプなら必要十分以上の高コスパテントと言えます。

写真奥がTradcanvas オーニングツアラー・DUO-BB。居住性の高さは3張の中で最高で、設営なども普通のドームテントのやり方ですので特に難しくはなく、初心者でも大丈夫です。

ロゴスのツーリングテントはどれを選んでも耐水圧2000mm以上・マッドスカート装備・難燃加工と激安テントには無いスペックを備えています。お好みにあったテントを安心してお選びください!

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