「協議会」設置異論出ず 合併に向け前進 JAえちご上越総代会

 JAえちご上越は27日、上越市新光町1の上越文化会館で総代会を開き、JAひすいとの合併に向けた協議会を設置することを報告した。
 協議会設置は9月の予定。両JAは2024年3月1日の合併を目指し、経営計画や体制構築に向けた協議を本格化させる。JAひすいは28日、総代会を開き、協議会の設置を報告することにしている。
 合併協議会の設置について、出席した総代からの意見や質問はなかった。

JAひすいとの合併協議会設置について述べる、JAえちご上越の笹原茂経営管理委員会会長(右)

 JAえちご上越の21年度決算は、各事業部門の利益を合算した「事業総利益」が前年度並みの68億円。事業総利益から管理費を差し引いた「事業利益」は、前年度比2000万円減の3億3600万円、税引前当期利益は同8000万円増の5億9300万円だった。
 また、本年度から3年間の中期経営計画を策定、承認された。農業分野では従前から掲げる「需要に応じた米作り」を進め、農業者からの集荷量を維持する他、園芸作物の販売高を現状から約1億円増の4億円まで引き上げる。経営分野では、デジタル技術の導入による顧客サービスの向上や業務の効率化を目指す。

© 株式会社上越タイムス社