福井県越前市は5月27日、北陸新幹線越前たけふ駅周辺整備で、誘致候補に挙げていた福井村田製作所(本社同市)の研究施設について、誘致検討範囲約50ヘクタールのうち約14ヘクタールの用地での立地を念頭に協議を進めていることを明らかにした。駅直近の用地を想定している。⇒【市町議会通信】紫式部で庁内PT
同日開かれた市議会本会議で、大久保健一議員(誠和会 自民)の一般質問に理事者が答弁した。
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越前市は2月、駅周辺整備で立地を目指す先端的な研究施設について、福井村田製作所と電池メーカーAPB(本社東京)などを候補に誘致を進めると表明。立地を生かし、企業や人材が集う「異世代交流拠点」の形成を目指すとしている。
越前市によると、福井村田製作所の用地に想定しているのは、県道越前たけふ駅線の北側で線路に面した一帯。理事者は「誘致の可否は用地の確保ができるかがポイント。地元への説明や地権者への戸別訪問を行っている」と述べた。