鎌倉市の観光客数、2年連続で過去最少 前年比11%減 コロナの影響大きく

鶴岡八幡宮・大鳥居(資料写真)

 鎌倉市は30日、2021年に鎌倉市を訪れた観光客の延べ人数が前年比11%減の約657万人だったと発表した。比較可能な1963(昭和38)年以降で、過去最少を2年連続で更新した。例年は2千万人程度が訪れており、最多は79年の2581万人だった。

 新型コロナウイルス感染症拡大のため、鶴岡八幡宮(同市雪ノ下)への初詣客が3分の2程度まで減少したことや、各施設の閉鎖や行事が軒並み中止になったことが要因。市観光課は「海水浴場が開設されることから、コロナ感染が広がらなければ今年は、去年より観光客数が増えるのではないか」としている。

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