横浜市の「成人式」 来年は事前申込制に 回数増やして混雑緩和

横浜市教育委員会

 横浜市教育委員会は来年1月に開催する「二十歳の市民を祝うつどい」を事前申込制にすると発表した。式典回数も増やして混雑を緩和し、新型コロナウイルス対策を強化する。

 市教委によると、従来の式典では案内状と引き換えに入場していたため、参加予定者を把握できず、一斉に連絡する手段もなかった。事前申込制により参加者の連絡先を把握し、コロナの感染状況に応じた情報提供を充実させるという。参加者は12月に送付する案内状に記載された2次元コードなどから申し込む。

 また横浜アリーナ(同市港北区)で開催する式典は5回に分けて実施し、ウェブ配信も行う。4回に分けて開催した今年は、会場定員に対して4割程度の収容率だったが、1回増やすことで3割強に抑える。

 民法改正により今年4月から成人年齢が引き下げられたが、同市では現行通り20歳を対象とする。来年の対象者は約3万5242人。式典の詳細などは今後、ホームページや案内状で知らせる。

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