G7関係閣僚会合誘致、金子農相に要望 田上市長と深堀議長

金子農相(中央)に要望書を手渡す田上市長(左)と深堀議長=農水省

 長崎市の田上富久市長と深堀義昭市議会議長は30日、2023年に広島市で開かれる予定の先進7カ国首脳会議(G7サミット)について、関係閣僚会合を長崎市に誘致するよう、金子原二郎農相(参院長崎選挙区)に要望した。
 田上市長と深堀議長が農水省を訪れ、要望書を金子農相に手渡した。要望書はサミットが被爆地広島で初開催されることに触れ、「閣僚会合の長崎開催は、同じ被爆地として広島と連携することで各国閣僚が直接被爆の実相に触れ、二度と惨禍を起こさない誓いを共有することになる」と指摘し、「大変意義がある」と強調した。
 関係者によると、金子農相は「できるだけ期待に沿えるよう努力したい」と答えたという。
 県と長崎市は13日、G7サミットに連動して開かれる関係閣僚会合のうち、保健相会合を同市で開催するよう外務省などに要望。その後、23日に岸田文雄首相が広島市でのサミット開催を表明した。


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