「信頼取り戻せるような解決案を」 5歳の保育園児死亡 検証委員会が初会合 広島

先月、広島市で保育園児が死亡した問題で、専門家などが原因の分析や再発防止策などを検証する委員会の初会合が30日、開かれました。

この問題は、先月、広島市西区の市立保育園近くの川で男の子が倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されたものです。

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これまでに、男の子は植え込みのすき間を通って園外に出た可能性が指摘されています。また、市が行った緊急点検では市立保育園のおよそ9割で子どもが園外に出る恐れがあることが明らかになっています。

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検証委員会は非公開で行われ、30日の初会合では、現時点で分かっていることについて質疑があったということです。今後は月1回のペースで7回程度開かれ、遅くとも年内には報告書を取りまとめるとしています。

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検証委員会 山田浩之委員長(広島大学大学院教授)
「今回のことが 保育の信頼性を損なうことにもなるので、信頼を取り戻せるような、みなさんが納得するような解決案を考えていきたい」

次回は来月、現場の保育園で検証を行うということです。

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