盗んだ通帳…使えなかった 配送中に窃盗未遂、容疑の男逮捕 利用停止措置で金融機関が通報/大宮西署

大宮西署=埼玉県さいたま市西区三橋

 埼玉県警大宮西署は31日、窃盗未遂の疑いで、さいたま市緑区三室、会社員の男(51)を逮捕した。

 逮捕容疑は1月12日午前11時半ごろ、不正に入手した他人名義の通帳を使い、さいたま市西区内の金融機関にあるATMから現金を引き出そうとした疑い。通帳は利用停止手続きがされていたため、現金の引き出しはできなくなっていた。男は「間違いない」と容疑を認めているという。

 同署によると、同日正午過ぎに金融機関から「利用停止措置がかけられている通帳を使った男がいる」と110番があった。周辺の防犯カメラなどの精査から男の関与が浮上した。通帳は被害者の元に親族から配送されており、同月5日までに届く予定だったが届かず、所在が不明になったことから7日に利用停止手続きがされていた。男は配送関係会社の従業員で、同署の調べに対して通帳を配送中に盗んだと供述していることから、同署は男が通帳を配送中に何らかの動機で犯行に及んだとみて調べている。

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