飲食店「ITAMARU」および居酒屋「越後の焼酒場三郎」の経営する(株)マティーナ(新潟県長岡市)の破産手続開始が決定、県内45件目の新型コロナウイルス関連破たん

株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、株式会社マティーナ(新潟県長岡市、設立2007年、資本金100万円、根津大二郎社長、従業員10名)は5月23日、新潟地裁長岡支部より破産手続開始決定を受けた。破産管財人には黒田隆史弁護士(黒田特許法律事務所、長岡市)が選任された。負債総額は約9,200万円。

マティーナは長岡市で飲食店「ITAMARU」および居酒屋「越後の焼酒場三郎」の経営を手掛け、「ITAMARU」は主にイタリア料理を提供し、少人数の会食や結婚式の2次会などでも利用されていた。また、「越後の焼酒場三郎」は豊富な魚料理等で固定客も相応に抱え、2017年8月期は約1億円の売上高を計上していた。

しかし、昨今の新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛などで集客が落ち込み、2021年夏頃に何れの店舗も閉店していたもので、このたび破産による会社整理に至った。

新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは45件目となる。

© にいがた経済新聞