後楽園や桃の花あしらった婚姻届 県とリクルート カップル応援企画

後楽園や桃の花、タンチョウをデザインした県のオリジナル婚姻届

 岡山を代表する観光地・後楽園(岡山市)や県花の桃をデザインした県のオリジナル婚姻届の提供が1日、始まった。新型コロナウイルス禍で出会いの機会が減り、婚姻件数が低下する中、結婚に意識を向けてもらおうと企画した。

 県が結婚情報誌「ゼクシィ」を発行するリクルート(東京)とコラボレーションして作った。後楽園や桃の花、生涯1羽のパートナーを大切にするとされるタンチョウをパステル調の柔らかな色合いで描いている。

 リクルートが運営するサイト「まちキュンご当地婚姻届」からダウンロードできる。全国の自治体に提出できる用紙のほか、写真やメッセージを添えて手元に残しておく記念用もある。

 県子ども未来課によると、県内の2020年の婚姻件数は前年比10.1%減、さらに21年1~11月は前年同期比5.1%減となった。担当者は「結婚に向かうカップルを応援したい。二人の絆とともに岡山との縁も深めてほしい」と話す。

 リクルートは14年から各地の自治体と共同でご当地婚姻届を展開しており、県内では倉敷市がコラボしている。

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