県高校総体前特集 バレーボール女子(7) 注目選手のライバルを紹介

今週末から始まるバレーボールの県高校総体。高校バレーボールの3大大会の一つ、全国高校総体(インターハイ)の出場権を手にするのは、果たしてどのチームなのか。

今回は女子のシード校の注目選手を紹介するとともに、彼女らの気になる選手を聞いた。

ミドルブロッカー 竹田麻祐(国東3年、国見中学出身)

「パワーヒッターではないが、コースを打ち分けてポイントを確実に取れる」と辻郁徳監督。真面目に練習を取り組み、チームに刺激をもたらす竹田を評価しており「彼女の成長が国東の伸びしろ」と言い切る。全九州総合選手権大会で九州の強豪校と対戦し、経験を積んだ。ブロックの形を保ち、相手のスパイクに対する反応速度も上がるなど、ミドルブロッカーとしての総合力は確実に上がっている。

気になる選手は?

飯山エミリ(東九州龍谷3年)

打点が高く、打ち下ろすスパイクは強烈。スピードもあるのでブロックについていくのも大変だが、県総体では絶対に止めて、試合の流れを呼び込みたい。チームの雰囲気はポジティブで、目標が明確。打倒・東龍の一番手となる!

アウトサイドヒッター 渡辺優菜(臼杵2年、佐伯南中学出身)

パンチ力のあるスパイカーは、左右両方のサイド攻撃を得意とする。全九州総合選手権大会の県予選では練習不足でスタミナが課題となったが、コンディションが悪い中でも持ち味を出せたのは収穫となった。県総体まで順調に調整できれば、勝利のカギを握る存在となりそう。「どんなトスが上がっても打ち切りたい」と闘志を燃やす。

気になる選手は?

飯山エミリ(東九州龍谷3年)と浅井和佳(大分西2年)

飯山さんは3月の県新人大会で対戦したときに、自分のところを狙われ、悔しい思いをした。県総体では成長した姿を見せたい。浅井は鋭いスパイクをどこからでも打ってくる。同学年なので絶対に負けたくない。

ミドルブロッカー 江藤加奈 (大分西3年、稙田南中学出身)

冷静に相手コートを見渡し巧打でポイントを奪い、ブロックリーダーとして仲間に指示も出せる。シード校となったがチャレンジャーとしての思いは変わらない。「コースを狙い、ブロックアウトをとってポイントにつなげる。気持ちで負けず、自分のベストのプレーを出し切るだけ」。それがチームの勝利につながることを知っている。

気になる選手は?

川野永里子(国東3年)

中学が同じで高校は別々になったけど気になる存在。これまでは格下と思われていたけど、シードとなり決勝リーグで対戦する可能性が出てきた。お互いに3年間で成長した部分を出せたらいいなと思う。

(柚野真也)

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