東北や新潟県、関東甲信は、2日（木）午後～3日（金）にかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込み。局地的に雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所がありそうだ。低い土地の浸水や河川の増水、土砂災害に注意・警戒すると共に、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうに注意が必要となる。また、沖縄・奄美も3日（金）にかけて、大気の非常に不安定な状態が続く見込み。
3日（金）にかけて 雷雨注意
東北や新潟県、関東甲信は、今夜遅くにかけて、局地的に雷雲の発達しやすい状態が続く見込み。急に天気が悪化することがあるため、雷を伴った激しい雨、低い土地の浸水、河川の増水、土砂災害に注意・警戒が必要だ。落雷や竜巻などの激しい突風、非常に狭い範囲だが、ひょうが降るおそれもあるので、農作物や農業施設の管理にも注意が必要となる。
大気の非常に不安定な状態は、3日（金）にかけても続く見通し。東京など関東南部は、きょうに関しては特に何事もない所でも、3日（金）は急な雷雨に見舞われる可能性があるため、午後は天気の急変に注意を要する。強い雨が降る場合は、気温が一気に下がることも考えられるため、折りたたみ傘と一緒に羽織るものを用意したい。
沖縄 雨雲が次々と
梅雨前線の影響で、沖縄は3日（金）にかけても、雨が強弱を繰り返す見通し。局地的に非常に激しい雨の降るおそれがあり、落雷や竜巻などの激しい突風による被害の起こる可能性もある。屋外活動などは、特に注意が必要となりそうだ。また、これまでに降った大雨により、地盤の緩んでいる所があるため、土砂災害に警戒すると共に、低い土地の浸水、河川の増水に十分注意が必要となる。
週末以降の天気
4日（土）は、西日本～関東で晴れる見通し。5日（日）は西から天気が下り坂で、西日本は午前中から雨の所があり、雨の量が多くなる可能性がある。6日（月）は広い範囲で雨となり、東日本の太平洋側でまとまった雨になりそうだ。東京など関東は気温が上がりにくく、風や雨が強まることもあり、やるせない月曜日になってしまうかもしれない。（気象予報士・高橋和也）
