“日本の頭脳”守田英正が断言「どんな技術も戦術も“気持ち”がないとダメ」

日本代表のMF守田英正(サンタクララ所属)が6月1日、オンラインでの囲み取材に応じた。

日本代表はワールドカップ本大会でドイツ代表、スペイン代表と同組となっており、今回の代表戦ではブラジル代表と対戦する。

記者から「強豪国相手にもボールを保持して戦うにはどうしたらいいか?」という質問に守田はこのように答えた。

守田英正(日本代表MF)

「自信です(断言)。

技術云々とかポジショニングがどうだとかは本当に必要なんですけど、ボールを受けたいっていう気持ち、ボールを奪われないっていう気持ちが本当に大事で。そこをまず持ってないとチーム戦術って成り立ちません。

まず前提として、自信や(恐れずに)ボールを引き込む動き、そういうことを全員が強豪国相手に出せるかどうかが大事だなと思います」

戦術眼に優れ、取材においても言語化に長けている守田。今や“日本代表チームの頭脳”ともいえる存在だが、競合相手には何よりまず自信が大事であると説いた。

また長友佑都も、前回2018年ロシア大会のコロンビア戦を引き合いに強い気持ちの重要性を語っている。

長友佑都(日本代表DF)

「相手がコロンビア代表。2014年ブラジル大会の時に完敗していたので、もしかしたら腰が引けるような、キックオフから守りの姿勢で行くような状況だったのかもしれません。

でも良かったのは、皆で「もっと前から行こう」と。本当に強い気持ちでキックオフを迎えてスタートできたことが、レッドカードだったりとかPKにも繋がったと思います。

(強豪相手には)前へ行く姿勢っていうのが非常に大事になってくるのかなと。

もちろん守らなきゃいけないんで、引き過ぎるという状況になりがちなんですけど、そうじゃなくて(コロンビア戦は)皆で前に出たと。その勢いを出せたっていうことが一番良かったと思います」

遠藤航もシュトゥットガルトにおいては「キャプテンとして“背中で見せる”じゃないけど、そういった姿勢を常に見せていった結果、残留できたと思ってます」と語っている。

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まずピッチで戦う強い気持ちが大事であるというのは主力選手たちの共通認識のようだ。

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