7月1日より劇場公開される、本年度のアカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞にノミネートされた、ポール・トーマス・アンダーソン監督最新作「リコリス・ピザ」から、ブラッドリー・クーパー演じる1970年代の映画プロデューサー、ジョン・ピーターズが登場するシーンの、本編映像が公開された。
公開された本編映像は、ゲイリー（クーパー・ホフマン）たちが、ジョン・ピーターズの家にウォーターベッドを届けるシーン。なぜかイライラしているピーターズは、「俺の恋人は誰？」と、バーブラ・ストライサンドの名前をゲイリーに言わせる。「ストライザンド」と言ってしまったゲイリーは、「ストライサンド」とピーターズに発音を何度も訂正される。自分の彼女の名前に執着する”クレイジー”なピーターズを、ブラッドリーが演じている。
ジョン・ピーターズは、本作の舞台であるサンフェルナンド・バレー出身の映画プロデューサー。かつては美容師だったが、女優のバーブラ・ストライサンドとの交際で有名になり、彼女の主演映画「スター誕生」をプロデュース。その後も数々の作品を製作し、ブラッドリー・クーパー監督作「アリー/スター誕生」の製作にも関わっている。
ポール・トーマス・アンダーソン監督は、ジョン・ピーターズを演じるブラッドリー・クーパーについて、「恐ろしい俳優で長年彼と仕事をしたいと思っていた」とキャスティングの機会を切望しており、ブラッドリーが出演を決めた時のことを「最高の瞬間だった！」と語っている。
「リコリス・ピザ」は、1970年代のハリウッド近郊のサンフェルナンド・バレーを舞台に、カメラマンアシスタントのアラナと高校生ゲイリーの恋模様を描いた作品。監督は、カンヌ、ヴェネチア、ベルリンの世界三大映画祭のすべてで監督賞を受賞しているポール・トーマス・アンダーソン。三人姉妹バンド「HAIM」のメンバーであるアラナ・ハイムと、アンダーソン監督の盟友フィリップ・シーモア・ホフマンの息子であるクーパー・ホフマンが主演し、映画デビューを飾っている。ショーン・ペン、トム・ウェイツ、ブラッドリー・クーパー、ベニー・サフディが共演している。
【作品情報】
リコリス・ピザ
2022年7月1日（金）TOHOシネマズ シャンテほか全国公開日本公開
配給：ビターズ・エンド、パルコ ユニバーサル映画
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