長崎県高総体 3日開幕 31競技1万11人、最終調整に汗

本番に向けて最終調整に励む長崎女バスケットボール部の選手たち=長崎女高体育館

 「挑め!熱き仲間と頂点へ」をスローガンにした第74回長崎県高校総合体育大会(県高総体)は3日、佐世保市総合グラウンド陸上競技場で3年ぶりに総合開会式が行われ、8日間にわたる県内高校スポーツの祭典が幕を開ける。
 10日までの期間中、7市3町59会場で31競技を実施。3年ぶりに全競技を有観客で行う。87校、1万11人の選手たちが、全国高校総体(インターハイ=四国総体)や九州大会の出場権獲得などを目指して熱戦を繰り広げる。
 総合開会式は参加人数を2019年の約4千人から約2500人に縮小して、84校が参加予定。午後3時10分からマーチングショーが始まり、開式通告後、選手団が入場行進する。佐世保西の永安蒼天生徒会長が歓迎の言葉を述べ、川棚男子ホッケー部の林樹主将が選手宣誓する。
 開幕を翌日に控えた2日、県内各地で選手たちは最終調整に汗を流した。4年ぶりの優勝を目指す長崎女バスケットボール部は、午後から同校体育館で練習。実戦形式などで士気を高めた。梅木心南主将は「誰よりも声を出してチームを引っ張りたい。身長で高さがない分、一人一人が走り回って全力を尽くす」と意気込んでいた。


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