「ちむどんどん」限定クッキー、埼玉・小鹿野の老舗和菓子店が販売 話題届ける「小鹿野こいし」シリーズ

限定販売の黒糖小鹿野こいし「ちむどんどん」と「抹茶小鹿野こいし」を紹介する従業員=5月30日、小鹿野町小鹿野の「八宮松雪堂」

 埼玉県小鹿野町小鹿野の1924年創業の老舗菓子店「八宮松雪堂」が、沖縄県西表島産の黒糖を使用した、期間限定ソフトクッキー小鹿野こいし「ちむどんどん」の販売を開始した。店主の八宮悟さんが「地域のみなさんに『ちむどんどん』してほしい」と思いを込めた。

 ちむどんどんは、沖縄の方言で「胸がわくわくする」という意味。同店はこれまで、秩父黄金かぼす果汁入りの「金メダル小鹿野こいし」や、コロナ禍収束を願う妖怪アマビエの焼き印付き「甘酒入り小鹿野こいし」など、地域を元気づけるための限定商品を発売している。

 今作も、地域に明るい話題を取り込もうと考案。クッキー生地は小麦粉、山芋、黒糖などをバランスよく混ぜ合わせて食感を追求した。八宮さんは「小鹿野こいし本来のふっくら食感と、主張しすぎない優しい甘さの黒糖が絶妙なアクセントになっている」と薦めている。定価160円で、10月ごろまで販売予定。

 同町内「浅見商店」の抹茶を生地に練り込んだ「抹茶小鹿野こいし」(定価160円)も夏季まで限定販売している。営業時間は午前9時~午後6時。水曜定休。

 問い合わせは八宮松雪堂(電話0494.75.0355)へ。

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