米海軍の強襲揚陸艦「トリポリ」 横須賀基地を出港 甲板前後に最新鋭ステルス戦闘機10機以上

飛行甲板に10機以上のステルス戦闘機F35Bを並べて横須賀基地を出港する米海軍強襲揚陸艦トリポリ

 米海軍の新型強襲揚陸艦「トリポリ」が3日午前9時50分ごろ、一時寄港先の横須賀基地(横須賀市)を出港した。

 トリポリは全長257メートルで、乗組員は1100人。このほか1600人が乗艦できる。母港は米サンディエゴで、2020年に就役し、最新鋭のステルス戦闘機F35B約20機を搭載できることから、「事実上のミニ空母」ともされる。オスプレイ、ヘリコプターも搭載できる。

 乗組員の休養や補給のため、5月20~22日に米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)に寄港。同29日に横須賀に初寄港した。岩国市によると、初の海外寄港だったという。

 横須賀には同21~26日に、ステルス戦闘機F35Cを装備した原子力空母「エーブラハム・リンカーン」も一時寄港しており、最新鋭のステルス戦闘機を搭載した艦艇が相次いで入港している。

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