今週末から始まるバレーボールの県高校総体。高校バレーボールの3大大会の一つ、全国高校総体(インターハイ)の出場権を手にするのは、果たしてどのチームなのか。
今回は男子のシード校の注目選手を紹介するとともに、彼らの気になる選手を聞いた。
オポジット 江藤沙空(別府鶴見丘3年、佐伯鶴谷中学出身)
コート上では沈着冷静。鋭くコースを打ち分けて得点を量産する攻撃の要。舞裕太監督に「江藤が頑張らないと、うちはこれ以上の力が出せない」と言わしめるほどその存在感は大きい。「(全九州総合選手権大会県予選で)大分工業と戦って自分の良い部分、悪い部分を改めて確認できた。県総体に向けてやるべきことが明確になった」と話す江藤の視線の先にあるのは「優勝」の2文字のみ。頂点へ駆け上がるために、一皮むけようとしている。
気になる選手は?
相良琉翔(大分工業3年)
中学選抜で一緒だった。際どいストレートとインナーコースの打ち分けは大分県NO.1だと思っている。普段はお互いの家に泊まりに行ったりするほど仲が良いが、コートの上に立ったらライバル。追いつきたい、負けたくないという思いが強い。
アウトサイドヒッター/リベロ 東和輝(大分南2年、坂ノ市中学出身)
「小柄だからこそ」のスピードあるスパイクが持ち味。レシーブ力にも定評があり、2年生ながら攻守両面で貢献するチームに欠かせない存在。「将来は日本代表になってイタリアでプレーできる選手になりたい」と話すなどバレーボールに対する思いも人一倍強い。現在は目前に迫った県高校総体に向け、集中して練習に取り組んでいる。4月に行われた全九州バレーボール総合選手権大会大分県予選で明確になった課題を克服し、頂点をつかみ取る覚悟だ。
気になる選手は?
田中奏聖(大分工業2年)
小・中学のときに練習試合やクラブ練習でたまに会う機会があって、意識するようになった。自分とは違ったプレースタイルで、守備がうまい。特に、うちのエースのスパイクをノーブロックで取るなど、反応速度は群を抜いている。負けたくないし、超えたい存在。
(甲斐理恵)