LRT「生みの苦しみ。延びても仕方ない」 福田知事、芳賀町民らと意見交換

農政などについて福田知事(右奥)と意見交換する町民ら=4日午後、芳賀町民会館

 福田富一(ふくだとみかず)知事が県民と直接対話する「知事と語ろう!とちぎ元気フォーラムin芳賀」が4日、芳賀町祖母井(うばがい)の芳賀町民会館で開かれた。町民ら約50人が参加し意見交換した。

 福田知事は冒頭のあいさつで、バスケットボールBリーグ日本一に輝いた宇都宮ブレックスについて「6年間で2回目の日本一」と誇らしげに言及した。

 宇都宮市と芳賀町が進めるJR宇都宮駅東側の次世代型路面電車(LRT)整備事業で開業が再延期となったことには「生みの苦しみ。延びても仕方ない」との見解を示した。同町にも駅が整備されることから「地域おこしや活性化に結び付く地域交通になってほしい」と述べた。

 農政分野では、学校給食での地産地消に関し質疑応答を行い、福田知事は「地域農産物の購入費用への助成や子どもたちと生産者の交流給食会開催など、学校給食での地域農産物活用を支援している」と応じた。

 また参加者から「女性活躍に対する知事の考えは」と問われ、「税金をいただいて仕事をしている。男女を問わず有能な人に仕事をしてもらう」との持論を披露した上で「女性活躍は図っていかなくてはならない」とも強調した。

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